課長 「さて、たくさんのお子さん達に描いて貰った企画案が
私の手元にたくさんあります。全部は紹介しきれませんので
一部、ご紹介させて頂きますね」
主任 「いよっ!待ってましたっ!」
課長 「まず最初はこれです」
主任 「あ、かわいい!」
部長 「形が顔の形になってるのだな。これハンカチとして機能する?」
課長 「不便なところはあるかもしれませんが、可愛いですし」
主任 「可愛いですからね」
部長 「300円なら確かにお小遣いで買えるかもしれんなあ」
課長 「商品のアイデアとしてよく出来てますよね。では次を」
部長 「これも可愛いな」
主任 「女の子かな?でも男の子用もありですよね」
課長 「最近はスマホだなんだで、腕時計をする人も減りましたしね」
部長 「腕時計を知らない子もいるかもしれないな」
主任 「あー。部長。それは大丈夫だと思いますよ」
課長 「ええ。腕時計はしなくても・・・・○○ウォッチがですね」
部長 「・・・なんで課長いま小声になったんだろ」
主任 「・・・妖怪のせいです」
主任 「これは北海道ならではの発想かもしれませんね」
部長 「裏表をちゃんと描いてくれてるんだなあ。上手だね」
課長 「500円だそうですが、どうです?」
部長 「柄だけ付けるならいいが、子供たちが冬に使う
防寒具なら、ちゃんと実用的に暖かいものにしたいところだ」
主任 「素材や柄とも相談ですね。でもあまり高くしたくもないですし」
課長 「いろいろ考えられそうですね。では次を」
主任 「・・・なんのためらいもなく ”パクリ” と宣言してきましたよ!」
課長 「いいでしょ!私これが大好きで」
部長 「新しいものは常に模倣から始まるからな。」
主任 「8300円・・・ちょっといい材料を使っちゃえ的な」
課長 「本物志向です」
部長 「今のコロルくんのぬいぐるみも、数年試行錯誤して出来たし
木を使うおもちゃなら、それこそ素材もしっかりしないとな」
主任 「というか、馬鹿真面目な課長がこれを選んでくるとは」
課長 「・・・馬鹿は余計だろ」
主任 「あ、聞こえてましたか・・・ところでこの”18個”って何ですか?」
課長 「・・・分からない」
部長 「・・・この値段は・・・」
課長 「我々の企業努力が試されてると言えます」
主任 「いやそんなつもりじゃないと思いますけど」
部長 「ミニスキー的な感じでどうだろう」
主任 「それでも挑戦的な価格ですけど・・・」
課長 「スキーのアイデアはけっこうありましたよ。やはり
冬の定番という事もあるかもしれません」
部長 「ボブスレーなんかはどうだろうね」
主任 「逆にそっちでもいいかもしれませんね」
次回につづく