コロルくん物語 #2 ざっぷん、もぐもぐ

コロルくんが森の真ん中にある大きな木にやってきました。

仲よくなった人間の女の子「サラちゃん」と一緒です。

小さな動物たちがいっぱいいるこの森はふくろうの森と呼ばれています。

ある日、コロルくんはサラちゃんの為にこの木の枝の先にある

赤いきれいなお花を取ろうとして木を登りを始めました。

一生懸命木を登って行って枝の先の方までコロルくんは進んで行き、

もうすぐ花に手が届きそうになった時です。

ボキっと突然、枝が折れてしまいました。

木から落っこちてシリモチをついたコロルくんは

またまた丘の緩い坂をコロコロ転がっていき、坂の下にある大きな池にざっぶーん!。

さあ大変、女の子のサラちゃんはコロポックルと一緒に助けようと走って行きました。

「浅い池だから大丈夫だよ」 「北極生まれだから泳げるんじゃない?」

サラちゃんとコロポックル達はそんな事を言いながら池に走って行きました。

ところがコロルくん、得意の泳ぎもコロコロ転がったせいで目が回っていて思うように泳げません。

サラちゃんが水しぶきを大きく立てながら池の中に入ってコロルくんの手を掴むと

コロポックルが魔法の呪文を掛けて、ふたりは池から飛び出してきました。

ようやく丘に上がってきた二人はずぶぬれです。

そこに木の上から木の実がポカリと頭の上に落ちてきました。黄色い春の実です。

丘の上にはぽかぽかと暖かい日差し。森のどうぶつたちも集まってきました。皆ニコニコ笑っています。

服も乾いてみんなで、仲良く木の実を食べました。コロルくんも笑顔になりました。